日々関心

ソーシャルメディア、Webサイト制作を中心に日々関心を寄せた事をつづります。

Jリーグ 地方クラブの在り方

先日FOOT×BRAINにて「地方クラブの在り方」というテーマで大分トリニータが取り上げられていました。
http://dogatch.jp/sports_event/footbrain/?type=hen110331

一度はナビスコ杯まで制した大分がどうして経営危機にまで陥ったのか…
いろいろな経緯があり興味深い内容でした。

佐賀で感じたこと

先日、半年ぶりに九州に帰って、J1サガン鳥栖のホーム開幕戦を観戦してきました。

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サガン鳥栖の場合、前身の鳥栖フューチャーズ解散後、なんとかいろいろな方々の支援あってのスタートでしたので、大分の経営危機問題も本当に他人事では無かったです。
フューチャーズ解散、その後サガン鳥栖としても一度経営破綻、J2で年間3勝しかできない時代もあったクラブですが、ようやく長い年月をかけてJ1に辿りつきました。

ひさしぶりに鳥栖のホーム「ベストアメニティスタジアム」に行ってきた訳ですが、私がまだ九州に居た頃は普通に「鳥栖スタジアム」と呼んでいました。
今ではベストアメニティ様を始め、佐賀や鳥栖にゆかりのあるDHC様やブリヂストン様等様々なスポンサー、佐賀や筑後地方を中心としたサポーターの皆さん、浜松のPJMフューチャーズ時代からのサポーターの方々、何らかの縁で鳥栖に関わった皆さんにも支えられています。そして何よりJ1開幕のその日、鳥栖の町が活気づいていたのが印象的。

アウェイのセレッソ大阪のサポーターも大阪より駆けつけていましたし、来週にはナビスコ杯で川崎フロンターレ、そしてJ1第3節には横浜F・マリノスが鳥栖にやってきます。

2位の成績を収めた昨年のJ2シーズンのように何度も勝ちを納めるのは難しいかもしれませんが、代表クラスの選手もJ2時代以上に鳥栖に来るわけで、J1というリーグ自体を楽しみに少しずつスタジアムに足を運んでくださる人達が増えると、今後も町が活気づく事と思っています。

現代のおまつり

地方にはアルビレックス新潟のような成功例もあります。
以前、池田弘氏の著書「地方の逆襲」と「神主さんがなぜプロサッカーチームの経営をするのか」を読んだのですが、アルビレックス新潟の試合が行われる度に、各地から老若男女たくさんの人達があつまり、サッカーを観て盛り上がる…それはまさしく現代の祭だと表現されていました。
さらに、バスケットボールチームやチアリーディングチーム、陸上チームから学校の設立まで、ひとつのクラブチームの成功を元に、着々と町の活性化につながる事例が紹介されていました。

実際、地方と東京で働いた経験がある自分なので、地方の厳しさというのは肌で感じています。でも、今回帰省してみて、ひとつの地方のクラブチームが町の活性化につながっている事も実感しました。

来週のナビスコ杯にはJリーグ特命PR部女子マネージャー足立梨花さんが来場されます。
http://www.sagantosu.jp/news_release/2012/03/007158.html

5月3日にはベストアメニティスタジアムにて、コカ・コーラ My Beat Contestが行われるとの事。
http://www.cocacola.jp/happy/cch/olympic/

20年目を迎えJ1・J2合わせて40クラブとなったJリーグ
これからもJリーグのクラブをきっかけに、いろいろな地方の活性化にきっとつながる事になると実感できたJ1開幕戦でした。