コカ・コーラ ソーシャルメディアサミット 2011 後篇
前回のコカ・コーラ ソーシャルメディアサミット 2011の続きです。
タレント×ソーシャルメディア
江端浩人さん(日本コカ・コーラ)
中田敦彦さん(オリエンタルラジオ)
大原かおりさん
主催のコカ・コーラさんの事例がたくさん紹介され、タレントのおふたりも登壇して、コカ・コーラパークのお話。
コカ・コーラのfacebookページと同じく、オリエンタルラジオさんのfacebookページもファンが作ったものが公式となったそうです。
オリエンタルラジオさんは結構ファンの力を借りる事も多く、ファンも協力して交流が持てるから積極的に力を貸しているという事が話されてました。
確かにこういった事例は探せばたくさん出てきそうで興味深いです。オバマ大統領もそんな感じに近いですしね。
2012年はコカ・コーラパークではきゃりーぱみゅぱみゅを活用していくそうで「つけまつげ」のMVが流れてました。
江端さんのブログによる当日の模様はこちら
http://imarketer.jp/archives/51318453.html
個人的な感想…
全国の自動販売機を使った「ハピネスクエスト」がどの位認知されていくのかが興味深いです。
オリエンタルラジオさん、矢口真理さん、そして2012年からはきゃりーぱみゅぱみゅさんをコカ・コーラパークのナビゲーターとして使っていくという事ですが、失礼ながらこの日までコカ・コーラパークというオンライン上の番組を知りませんでした…話題となるコンテンツがまだ乏しい状態なのでしょうか。今後の動向をチェックしておきます。
また会場ではコカ・コーラのソフトドリンクが無料でしたので、ジョージアのエメラルドマウンテンをたくさん飲ませていただきました。ありがとうございました。
トリプルメディア+1の時代のコミュニケーション
モデレーター:徳力基彦さん
パネリスト:高広伯彦さん、渡辺春樹さん、武田隆さん
トリプルメディアとは…Ownedメディア(自社メディア)、Paidメディア(マスメディア)、Earnedメディア(ソーシャルメディア)
ただ、ソーシャルメディアのブレイクによって、それがPaidメディアになりつつあると。とにかくそれぞれの視点からのパネルディスカッションでした。
まずは先人に学べ、読書をしろと高広さんが紹介された本は…
情報選択の時代
http://www.amazon.co.jp/dp/4534016212/
広告に恋した男
http://www.amazon.co.jp/dp/4794958471/
広告主アドマン春秋
http://www.amazon.co.jp/dp/4931466915/
個人的な感想…
高広さんと武田さんを中心にトリプルメディアそれぞれについての意見が飛び交い、所々論点がつかみづらい所があったかなと思います。
(モデレーターの徳力さんはよくまとめてたなぁ)
そもそもソーシャルメディアはきっかけにしかすぎなくて、クチコミというのはソーシャルメディア自体では成り立たないのかなと。コンテンツがあって顧客があってこそなので…そこを自社メディアやマスメディアでどう広告として出して展開してクチコミにつなげていくべきか、という所が垣間見えたかなと思います。
武田さんの「今年になってインターネットは温かいものだと気付いた人達がたくさんいる」というお言葉が印象的でした。
もともとインターネットは人と人とのコミュニケーションと捉えていた自分とは違った考えもいたという事ですが、一般的にもインターネットがコミュニケーションの場だと浸透してきたという事が実感できました。
武田さんの「ソーシャルメディア進化論」
http://www.amazon.co.jp/dp/4478016313
まだ途中までしか読んでませんが、武田さんとは年代も近く、ネットに出会った時期も近い事があって、すごく共感する所が多いです。
ゲーミフィケーションのもたらす効果とは
モデレーター:田中里沙さん
パネリスト:深田浩嗣さん、本荘修二さん、品田英雄さん
まず、ゲーミフィケーションはソーシャルゲームではない。
ゲーム要素を取り入れる事で行動の動機付けとなる。ただし、バッジを集めている途中で、何でバッジを集めているんだっけ??となると一気に目的が何か分からなくなる事もある。
スウェーデンの高速道路でのキャンペーンの事例では、速度違反で罰金を取るのではなく、速度を守ると抽選で賞金となったら速度を守るようになった。
個人的な感想…
実はゲーミフィケーションについてはあまり詳しく無いので、単純に上記のような内容理解となりました…
でも、ゲーム要素を取り入れる事による行動の動機付けなんだなという所が腑に落ちました。たとえば自分も使っているポイントカード。○○の日はポイント2倍とかですと、その日を狙って特定のお店で買い物する訳ですからこれもゲーミフィケーションの一種だったのかなと。
楽天も連続で買い物してるとプラチナ会員とかになって優遇されますしね。ただし目的がゲームのための手段にならないよう気をつける必要があるなと思います。
ポイント貯めるために何か買い物するとかなると本末転倒ですし、元々安く買いたいためのポイントなのにお金を使わされるって…となりますから。
ゲーミフィケーションについてはきちんと考えて取り入れたり利用していかないと感じました。ただスウェーデンの高速道路の事例は分かりやすかったです。
今回のソーシャルメディアサミット、パネルディスカッションにおいては、人によってさまざまな受け止め方があったと思います。
個人的には自分が今まで考えてもいなかった芦田先生の考え方に興味を持ちましたし、インタレストのつながりを重視しているというTwitterの理念をリアルにTwitterJapanの近藤さんから聴く事ができた事が印象的でした。
今回のソーシャルメディアサミット2011に参加してみて、まさしく2011年の総決算となったと思います。そして2012年につながる何かが少しでもつかめたかな。
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