コカ・コーラ ソーシャルメディアサミット 2011 前篇
昨年末、コカ・コーラ ソーシャルメディアサミット 2011というものに参加してきました。
http://c.cocacola.co.jp/smscp/index.html
年末とはいえ一応平日だったので、会場の広さに対して人は少なめでした。
あれだけ会場に余裕があれば、机があった方が良かったかと思います…ノートPCの方々は大変そう。
自分は最初手帳にメモっていましたが、途中からはハッシュタグ頼りにしようと、要所要所だけ携帯からつぶやいていました。
会場はこのような感じだったものの、ユーストやニコ生でも生中継されていたのもあって、あらためてtwitterのハッシュタグ「#コーラサミット」で振り返ってみると、予想以上に大変たくさんの方々が参加されていたようです。
当日のトゥギャッターはコチラ
かなりの長丁場でしたので、以下は印象に残った事を簡単にまとめておきます。
ソーシャルメディアの今後とその社会的影響
基調講演:津田大介さん
震災後、陸前高田に取材に行った際、twitterの話題で盛り上がっていた。
分断されたコミュニティにとっては、ソーシャルメディアが新たなコミュニティの場になったと。
ソーシャルメディアは「動員の革命」
例えば「アラブの春」のような出来事は実際に動いた人たちの手によるもの、とはいえソーシャルメディアはそのきっかけのひとつにはなった。
今後の復興の鍵はソーシャルメディアとマイクロペイメント。
個人的な感想…
今回は震災が例に出されてましたが、ソーシャルメディアによる新たなコミュニティの確立は現在の日本においてはあらゆる所で進行中で、そこに今後マイクロペイメントを絡める事で新たな可能性を感じています。特にFacebook上の実名コミュニティとFacebookアプリに関して。
一番印象に残った言葉は陸前高田の方のお言葉
「情報発信をしないところには何もリターンがない」
ちなみに講演中に紹介されていた書籍はこちら
スペンド・シフト ― <希望>をもたらす消費 ―
http://www.amazon.co.jp/dp/4833419661/
Twitterと時間性と身体性と―Twitterにおける(ソーシャル)性
特別講演:芦田宏直さん
facebookは人格の平均値なので、新しい物としての魅力を感じない。
Twitterはその時その時を切り取るもの。そこには国籍も年齢も性別も専門性も関係ない。
個人的な感想…
芦田先生は初めて知りましたが、衝撃的な内容で刺激を受けました。
そして内容が結構複雑でしたので、改めて「twitter微分論」をブログで読みます…
自分自身はストックを大事にする方なのですが、人生の一瞬を細かく切り取って皆で共有するTwitterの本当の魅力が伝わってきました。
Twitter頂上対談:Twitterのもたらす社会的変化と経済効果とは?
モデレーター:勝間和代さん
パネリスト:津田大介さん、芦田宏直さん、近藤正晃ジェームスさん
勝間さんは相手のバックグランドが分かるfacebookの方が使いやすいという意見。芦田先生のTwitterに対する考えとは全く逆の所に惹かれているようです。
TwitterJapanの近藤さん曰くtwitterはニュートラルな立場。しかし、社会的には予想もしないいろいろな使われ方をしています。バルスとか…
そしてマネタイズのお話へ…
個人的な感想…
印象的だったのは「Twitterはどこにも帰属しない多様性がメディアの上に乗るという重要な所。」という芦田先生のお言葉。
そして「マイナーな事でも、ある人にとっては絶大な関心事でもある。そこがつながるといい。」というTwitterJapan近藤さんのお言葉。
たくさんの多様性が存在するTwitter。そしてTwitter自身はインタレストに重きを置いたスタンスなんだと感じました。
まだまだサミットは続きます…後篇に続く。